水心を使っている私の場合、運転音は気になりません
私は水心を使っています。自宅では「静かで、音が気にならない」というのが率直な感想です。写真は手元で使っている個体で、商品画像だけでは伝わりにくい本体の見え方も確認できます。
ただし、これは私の設置環境での感想です。騒音計による測定や、ほかのポンプと条件をそろえた比較はしていません。「必ず無音になる」とは言えませんが、私自身が使っていて音を不満に感じていない、という使用者としての情報はお伝えできます。
写真は背景などを編集したものです。取り付け方法を推奨する図ではありません。設置位置や向き、逆流対策は製品の取扱説明書に従ってください。

まず音を3つに分ける。買い替えはその後でいい
エアリフト式のスポンジフィルターは、別のエアーポンプから送った空気で水を動かします。水槽の中だけでなく、棚に置いたポンプ、壁に触れたチューブ、水面で割れる泡も音の確認場所です。「スポンジフィルターがうるさい」とまとめず、いちばん気になる場所を探すところから始めます。
音はひとつとは限りません。棚のビリビリを減らした後で泡の音が気になることもあります。これは対策が失敗したとは限らず、別の音が聞こえやすくなった可能性があります。一度に配置も空気量も部品も変えると、何が効いたか分からなくなるため、ひとつずつ確認しましょう。
焦げ臭い、異常に熱い、コードが傷んでいるといった場合は、静音化の作業ではなく使用中止・メーカー相談が先です。水がかかった電気部品を、通電したまま触って点検しないでください。
ブーン・ビリビリなら、棚や壁との接触を見る
ポンプの周りを見て、本体が壁や物に触れていないか、チューブが張って本体を引いていないか、脚が安定して接地しているかを確認します。置き方の変更は電源を切ってから行い、説明書どおりの乾いた安定した場所へ戻して、音が変わるかを比べます。
GEXは、ポンプそのものの作動音とは別に、振動が接触物へ伝わる音も問題になると説明しています。だから「静音」と書かれたポンプでも、棚や壁との組み合わせで聞こえ方は変わります。新品の性能を疑う前に、接触する物を減らす余地があるか見ておきたいところです。
タオルで包む、箱へ密閉する、水にぬれやすい場所へ移す、といった方法は避けます。振動を減らしたつもりで放熱や安全な設置を妨げては本末転倒です。防振材を使う場合も、吸気や放熱を塞がず、機器の取扱条件を守れるかを先に確認してください。

ポコポコ・パシャパシャなら、水位と吐出口を確認する
水面付近で音が目立つ場合は、購入時に合わせた水位が蒸発で下がっていないか、吐出口がずれていないかを確認します。吐出管を調整できる製品でも、推奨位置は機種ごとに違います。まずその製品の説明書にある配置へ戻して、気泡が出る場所や水の落ち方を見ましょう。
調整ダイヤルがあるポンプなら、フィルターの必要送気量を満たす範囲で調整する余地があります。ただし、音が小さくなるまで際限なく絞る方法ではありません。エアーはろ過の水流を作る役目もあるため、気泡だけを減らして水が動かなくなっては困ります。チューブを折り曲げて無理に止めることもしないでください。
細かい泡に変えるためのエアストーンは、どのスポンジフィルターにも追加できる部品ではありません。内蔵できない構造へ無理に入れたり、穴を開けたりする改造をこの記事では勧めません。対応する純正部品やメーカーが認める組み合わせがあるかを確認します。
急に大きくなった音と弱い泡は、消耗部品も疑う
長く使っていたポンプが以前よりうるさくなり、同時に空気も弱くなった。この場合は置き方だけでなく、ポンプ内部の消耗部品も確認対象です。GEXのFAQでは、ダイヤフラムの亀裂などが異音や送気低下の原因になると案内しています。
ただし、音だけで故障箇所は特定できません。チューブの折れ、接続の抜け、逆流防止弁の向き、フィルター側の汚れなど、外から分かる範囲を先に点検します。清掃や部品交換は通電を止めて、各製品の説明書で認められた手順に限って行います。
買うものが必要でも、本体丸ごととは限りません。交換ユニットが用意されている機種では、型番と交換方法を確認して、本体価格・部品代・送料を比較できます。型番が似ていても別機種用の部品は選ばず、電気系統の損傷や水の侵入が疑われるときは自己修理を進めないでください。
参照:メーカー公式解説
夜だけ止めるより、昼間に静かにできる条件を探す
寝る間だけコンセントを抜きたくなる気持ちは分かります。ただ、スポンジフィルターを動かすポンプを止めると、そのフィルターを通る水の流れも止まります。音の対策として毎晩停止する運用にはせず、起きて観察できる時間帯に配置や送気を見直してください。
魚が水面に集まって苦しそうにしているなら、静かさより飼育環境の確認が先です。空気を絞った直後なら元の設定に戻し、水温・水質・ろ過の状態を確認します。泡が見えるだけで、酸素やろ過が十分と判断することもできません。
比較するときは「夜の部屋で、いつもの座る位置や寝る位置からどう聞こえるか」をそろえると判断しやすくなります。スマートフォンの録音は前後の記録には使えますが、機種や距離をそろえずに製品のdB順位を付ける材料にはしません。
調整式の1口ポンプなら、GEX e〜AIR 2000SBを確認

今のポンプに調整機能がなく、接続するフィルターと送気量の組み合わせを見直したい場合の候補です。2000SBは吐出口が1口で、公式の吐出量は約0.5〜1.5L/分。強弱調整ダイヤルで調整できる点を選ぶ理由にできます。
適合の表記は水深50cm以下・幅120cm以下ですが、幅だけで全フィルターへの適合を保証するものではありません。水深、接続数、フィルターが必要とする空気量も照合してください。水槽内の泡音が主因なら、ポンプをこれに替えるだけで解決するとは限りません。
商品写真と購入先では「2000SB」を確認します。同じe〜AIRでも吐出口数などが異なる機種があります。チューブや逆流防止弁が手元にある場合は使える規格か、ない場合は別途必要かを購入先で確認しましょう。
交換部品も含めて選ぶなら、水作 水心SSPP-3S

水心SSPP-3Sは、メーカーが45〜60cm水槽用として案内する調整式です。最大吐出量は開放時3.0L/分で、水深や接続抵抗がある状態でそのまま出る数字ではありません。GEXとの数値差だけで、ろ過能力や静かさを順位付けしないようにします。
本体の調整機能に加え、SSPP-3S用交換ユニットが用意されていることも選ぶ理由です。長く使って音や送気量が変わったときに、説明書に沿って部品交換を検討できます。すでに水心を持っているなら、新品を注文する前に型番と交換部品を確認する価値があります。
販売店によってはチューブやストーンのおまけが付いています。本体だけの価格とセット価格をそのまま比べず、必要な付属品と送料を含めて見ましょう。なお、ここで紹介した2製品の音を同じ条件で実測したわけではありません。機能と適合から比較する記事です。
参照:水作「水心シリーズ」
参照:水作「水心取扱説明書」
買う前に残すメモは、水深・型番・音の場所の3つ
注文前に、水深、使っているポンプとフィルターの型番、どこからどんな音がするかをメモしてください。「棚の振動は減ったけれど水面の泡音が残る」と分かれば、ポンプ本体を次々と買い替えるのを避けやすくなります。
設置場所を変える場合は逆流対策も確認します。水心の説明書では本体を水面より高い位置へ設置するよう案内しています。逆流防止弁を付ければ、メーカーの設置条件を無視してよいという意味ではありません。最後に送気と水流を確認して、静かさと飼育の両方が成り立つ状態へ戻しましょう。
参照:水作「水心取扱説明書」

